2022年7月に、インディアナポリスからナイアガラの滝へ車で旅をしてきました!
ナイアガラの滝はアメリカ側からも見ることができますが、経験者達は断然カナダ側がオススメ!と言っていましたので、国境を超えてカナダ側から満喫してきました!
国境を越える上で準備しておきべき・知っておくべき内容をまとめました!
この記事はこんな方にお勧めです!
- J Visa保持者がアメリカ国外へ旅行をする方法が知りたい方
- アメリカからカナダへ陸路で入国する方法が不安な方
- Visa期限が切れた状態でカナダへ旅行したいと考えている方
両国のコロナ対策 (2023年春)やJ Visa保持者がアメリカ国外へ旅行する際の書類準備についても解説しています!
陸路で国境を越えるというのは日本人にとって馴染みが薄いですよね。私たちも実際に旅行に行くまで不安が強かったです。
入国審査官とのやりとりも実体験を交えて書いていますので、心積りの参考になるかと思います。
現在のアメリカとカナダのコロナ対策
私たちが旅行した2022年夏時点でのカナダへの陸路での入国条件は、
- 成人は2回以上のワクチン接種が必須
- 事前検査は不要だが入国時にランダムで検査対象となる可能性がある
- ワクチン接種証明をArriveCANというアプリに事前登録する必要あり
でした。
カナダの最新のコロナ対策(2023年2月時点)は以下の通りです。
ワクチン接種歴の申告不要
入国前後の検査もなし
ArriveCANへのコロナ関連情報の事前登録も不要
喜ばしいことに、コロナ前とほぼ同様の旅行が可能ということですね!
ソースはこちらです。
アメリカへ帰国する際にも、カナダ入国と同様に検査、ワクチン接種、諸々の事前登録は必要ないようです。
2022年夏の時点でも、アメリカ入国にはワクチン接種以外は特に制限はありませんでした。
アメリカ側のソースはこちらです。
J Visa保持者が国外旅行する際の必要書類
アメリカ国外旅行の際には以下の書類を準備しておきましょう!
- DS2019 (絶対に忘れないで!)
- プリントアウトした最新のI-94
- 有効期限の残っているVisaとパスポート
- 車旅行の場合は免許証や車の保険証
DS2019
まず絶対に忘れてはいけないのは、DS2019へ旅行許可のサインをもらうことです!
DS2019にはこのように、Travel Validation by Responsible Officerという欄があります。
ここに、ご自身の所属大学や職場の国際課なり然るべき部署でサインをしてもらう必要があります。
ご家族がいらっしゃるなら全員のDS2019にサインをしてもらって、全員分の書類を忘れずに持っていきましょう!
サインをしてもらってから6ヶ月は有効ですので、その間であれば何度でも旅行できます。
DS2019はアメリカに滞在する根拠となる書類です。
これを旅行に持って行かなかったり、サインがなかったりするとアメリカに再入国できない場合があります!
実際、私の先輩は留学中にDS2019を持たずにカナダに行ってしまい、再入国時に捕まって管理局と大学とのやり取りの末なんとか解放されたそうです。。
I-94
I-94は入国許可の記録で、氏名と生年月日、パスポート番号を入力することで取得できます。
既にアメリカ生活を始められた方は何度かプリントアウトして使用されたかと思います。
このI-94にはAdmit Until Dateという項目があり、ここにD/Sと書かれている場合はDS2019が有効な期間はアメリカに滞在して良い、という意味になります。
I-94は自分が合法的にアメリカに入国した記録になりますので、国外旅行の際は携帯しておく事をお勧めします。
ちなみに、私の勤務先ではI-94が更新されたら国際課に最新のものを提出することを求められています。
カナダからアメリカに入国するとI-94が更新されますので、最新版をダウンロードしておくようにしましょう。
もし期限切れJ Visaでカナダへ旅行する場合
FとJ Visaに関しては、有効期限が切れていてもカナダ、メキシコや一部地域への30日以内の旅行であれば大丈夫だそうです。
しかし、これには色々と条件があるようです。
Visaが切れているがカナダやメキシコに旅行したい場合は念のため原文をご確認いただければと思います。
条件を要約しますと、以下のようになります。
- DS2019の有効期限が残っている
- アメリカ出国後、カナダやメキシコなど対象国以外に移動していない
- 対象国での滞在が30日以内
また、この場合でも旅行許可のサインを受けたDS2019とI-94は携行して出国するようにしましょう!
日本はこの再入国制度の対象外ですので、Visaが切れてから日本へ一時帰国される場合にはVisaを更新しないとアメリカへは再入国できませんのでご注意ください。
先日、実際に体験してきましたので良ければ参考にしてみてください!
免許証や車の保険証
車で旅行する際は当然ですが免許証の携行をお忘れなく。
あとは万が一事故が起こった時のために、車両保険の保険証をプリントアウトして車に置いておきましょう。
Car registrationも持っておくとなお安全かと思います。
国境を越える際にこれらの書類の提出を求められることはありませんでした。
陸路の場合はeTAは不要
日本のパスポートの場合、カナダには特にVisaを取得しなくても短期の観光目的であれば入国できます。
アメリカと同様ですね。
Visaは不要ですが、皆さんもアメリカに旅行する際にESTAという電子渡航認証システムを取得して飛行機に乗ったことがあると思います。
カナダにも同様のeTAというシステムがあります。
ただ、eTAは空路の場合のみ義務化されており、陸路の場合は取得する必要がありません。
ソースはこちらです。
eTAの申請には料金が必要ですので、間違って申請してしまわないようご注意ください。
陸路でカナダへ入国-入国審査官とのやり取り
私たちはレインボーブリッジというナイアガラの滝に1番近い橋を利用して出入国を行いました。
アメリカを出国する際にはゲート通過料を日本の高速道路の料金所みたいなところで支払いました。
特にパスポートを見せたりする事はありませんでした。
カナダ側のゲートはこんな感じで、少し混んでいました。30分くらいは待ったと思います。
入国時のやりとりはこんな感じでした。
- 家族全員分のパスポートとDS2019を提出
- 後部座席の窓ガラスを開けて子どもの顔を見せるように指示を受ける
- 滞在期間、入国目的、滞在場所を答える
- 誰か人に会う予定があるか→ない、と返事
車のチェックはありませんでした。
ワクチン接種証明書については、一応スマホ画面に準備してましたが、ArriveCAN のアプリですでに情報が行っていたのか、特に何も聞かれませんでした。
現在も、ArriveCANへパスポート情報を事前登録しておくと入国審査がスムーズになるみたいで推奨されています。
ゲートは書類に問題がなければすぐに通過することができます。
通過後はもうすぐにナイアガラ滝の観光地エリアです。
交通ルールはカナダ側のものが適応されますが、アメリカと同様に運転して問題なかったです。赤信号での右折可なども同様でした。
しかし、ナイアガラ滝のエリアは歩行者が多いので運転には十分注意してくださいね。
陸路でアメリカへ再入国
アメリカ側もカナダ側と変わらない混雑具合でした。
アメリカ再入国時のやり取りはこんな感じでした。
- 家族全員分のパスポートとDS2019を提出
- 後部座席の窓ガラスを開けて子どもの顔を見せるように指示を受ける
- 何日カナダにいたのか
- お酒とか課税対象のものを買ったか
お酒はウイスキーを2本買ったので正直に答えましたが、そのくらいの量では特に問題にはなりませんでした。
アメリカへ入国する際にはArriveCANのようなアプリはありませんでした。
少し身構えていましたが、書類が揃ってさえいれば驚くほどスムーズでした。
私たちは、書類はホテルのセキュリティーボックスに保管していました。もし紛失したら大変なので、置き引き等には十分注意しましょう。
ナイアガラの滝周辺はそこまで危ない感じはありませんでしたが、人が集まるところでは何があるかわかりませんからね。
カナダの免税店での買い物
商品の受け取りが少しトリッキーでしたのでここで解説しておきます。
私たちはお土産にカナディアンウイスキーを買いました。
ウイスキーを買ったのはレインボーブリッジ直ぐ手前のNaiagara Duty Free Shopsという免税店です。
ここで買い物をすると、車の場合は出国日まで買った品をお店で保管してもらうことになります。
そして出国の際に免税店横のドライブスルー窓口でレシートを見せて商品を受け取ります。
受け取った後はそのままレインボーブリッジへ向かって出国、となります。
ドライブスルーに入ってしまうと出国まで一方通行なので、他にも用事がある場合は済ましてから免税店へ向かいましょう!
まとめ
いかがでしたか?
J Visaの場合はDS2019が非常に重要ですので、サインと携行を忘れないようにしましょう。
他のVisaステータスの方も恐らくそのような書類があると思うので注意してくださいね。
ナイアガラ滝のおすすめホテルや観光スポットはこちらの記事で詳しく書いています。
ロードトリップの準備についてはこちらの記事をご参照ください。
先日レンタカーでアーチーズ国立公園、アンテロープキャニオンX、グランドキャニオンなどを巡りましたので、良ければご覧ください。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!