先日、親戚に不幸があり、緊急帰国を検討しました。
留学中に緊急帰国が必要になることは当然起こって欲しくないことですが、万が一に備えて必要な準備がわかっていた方が良いのでは、と思い備忘録的に記事にしました。
特に、DS2019へのサインなど、気が動転していると失念してしまいそうな内容を簡潔にまとめています。
さらに、私はJ1ビザが切れてDS2019のみを更新している状態なので、その状態で帰国する場合に検討しておくべき内容もまとめました。
J1ビザ保持者が一時帰国する場合にまずやるべきこと
まず、ビザの期限を確認しましょう!
ビザが失効してもDS2019が最新であればアメリカでの滞在は可能ですが、一度アメリカ国外へ出てしまうとビザの更新をしないと再入国ができなくなります。
次に、帰国に際して必要な書類を準備します。
アメリカ国外への移動の際にはDS2019にサインをもらいましょう
これは日本へ帰る場合のみならず、例えばカナダへ小旅行、みたいな場合でも必ずサインが必要です。
DS2019にはこのようなTRAVEL VALIDATIONという欄があり、アメリカ国外へ出る場合はそこに国際課などの事務の方からサインをもらっておく必要があります。
一度サインをもらうと半年間有効です。
ご家族も一時帰国されるのなら、家族全員のDS2019にサインをもらっておく必要があります。
J1ビザの更新について
ビザが切れている場合、これが最も頭が痛いところだと思います。
今回、大学の国際課等のやり取りを通して知った情報をまとめておきます。
- J1ビザ保持者のみが帰国するなら、ビザの更新はJ1本人のみで良い
- J1ビザのみ更新されてJ2ビザが更新されないままでも、家族の滞在に問題はない
- ビザの更新に備えて、数ヶ月分の給与明細をプリントアウトして持って帰った方がいい
- パスポートの有効期限が十分あることを確認しておく
まず、一番不安だったのがJ1を持っている私だけが帰国した場合、家族のJ2ビザに問題が生じないのか、という点です。
国際課に聞いたところ、家族がアメリカ国内に留まっている限りは問題はないとのことでした。J1ビザとJ2ビザは必ずしもセットで更新しなくていいようです。
あとは、DS2019にサインがあれば大丈夫だけれど、給与明細を持っておけばまだ雇用が続いている証明になるから持って帰ってね、とアドバイスを頂きました。
パスポートは皆さん大丈夫だと思いますが、アメリカに再度入国する予定日から最低6ヶ月は有効期限が必要です。
ビザ更新に必要な日数
主にはどこで面接を受けるかで変わってきそうです。
私が帰国を検討した際には、大阪・神戸は面接予約が最短で20日、東京は3日でした。
混み具合は以下のwebsiteで調べることができます。
しかし、細かい日取りはDS-160のフォームを完成させてからでないと見られなかったです。
ビザの更新は新規申請より楽?
結局、再度申請のやり直しになるようです。なので、また一からDS-160をオンラインで完成させ、費用を支払って面接予約、という流れです。
日本在住で以前Jビザを取得したことがある方は、ビザ更新扱いで郵送申請ができたりとメリットがあるようです。
しかし、海外からの一時帰国で更新するような場合は初めて申請した時と同じ流れを辿ることになります。
また、面接の優先予約も対象外です。アメリカで親戚の葬儀があるなどの場合は対象になるようですが、日本の葬儀に出席する場合は面接予約の優遇はありません。
航空券の手配はどうする?
2023年6月現在、コロナ終息後の需要回復で航空券がかなり高い傾向がありますよね。
緊急帰国の場合は日程も選べないですし、早割も効きません。
航空会社にこだわりがなければ、Skyscannerというwebsiteが航空券を探すのにはとても便利でした。
空きがあり、かつ安い航空券の組み合わせを自動で考えて検索してくれるので、時間に余裕がない緊急一時帰国のような場合には重宝すると思います。
緊急帰国に備えた保険もある
例えばJALが緊急帰国時に金銭的な補助を受けられる留学保険を用意しています。
考えたくはないことですが、留学に数年行っている間に年齢的にもしかしたら、みたいなこともあり得ると思います。
不安な方は留学前に加入を検討されるのも良いかと思います。
まとめ
いかがでしたか?
ゆったりと下調べできる旅行と違って、不幸などの場合はとにかく帰国しないといけない、ということで書類準備などを十分調べる余裕が無いと思います。
少しでも皆様のお役に立てたようなら嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。