本日は、私たちが日本からアメリカ生活のセットアップのために資金を用意する際に利用した方法について共有できればと思います。
この記事はこんな方にお勧めです
- アメリカ生活に備えてお得に円をドルに両替する方法を知りたい方
- アメリカへ現金を持ち込む予定のある方
- アメリカ生活のセットアップをする際の支払い方法に不安のある方
- 留学中のお子様に仕送りをしたいと考えている方
特に、SMBCプレスティア銀行のGLOBAL PASSというサービスは手数料無料で円からドルの両替ができたり、日本からの送金が不要であったりと、とても便利なので重宝しています！
留学前は両替などの資金準備で不安が多い
赴任や留学が決まって不安なのはやはり資金面ではないでしょうか。私たちもどの様にアメリカでの生活資金を準備するのか大変悩みました。
アメリカで口座を開設してから日本の口座から送金する？日本のクレジットカードで家賃は払えるの？もし資金が足りなくなったらどうやって補充する？など不安ばかり。
さらに留学経験のある先輩から、アメリカで車を買う時は額が大きいから日本のクレジットカードが使えなかった、という経験談を聞いていたこともあり、それなりの額の現金を用意する必要があると思っていました。
実際は現金で車を買う、ということはなかったのですが、それも今から紹介する方法に助けられたから、ということもあります。
（ちなみに、結局日本のクレジットカードが使用不可かどうかは実践できなかったので不明です。。）
では私たちが渡米前に準備したことについて書いていきたいと思います！
ドルを用意する方法
資金を持ち込む方法について、私たちは以下のような方法を採用しました。
- 日本でドルに両替して実際にお札で持ち込む
- SMBC信託銀行プレスティア GLOBAL PASSを利用する
- Union Bankを利用する
当然、日本のクレジットカードは持っていたので、それに加えてということになります。
それぞれについて解説していきます。
日本でドルに両替して実際にお札で持ち込む
まず、現金をアメリカに持って持ち込む場合、額が1万ドルを超える場合は税関申告が必要です。
気づかれないだろう、という気持ちで隠して持ち込むのは非常にリスキーです。1万ドルを超える場合は必ず申告をする必要があります。
とはいえ、逆に言うと課税さえいとわなければ持ち込める、ということになるかも知れません。
外務省がそのあたりについてまとめてくれていました。
結局、私たちは盗難や税関が不安だったので現金は本当に最低限のみ持ち込むことにしました。
しかし、渡米前はアメリカの現状もわからず、日本のクレカが使えなくて車が買えなかったり家賃の支払いができなかったらどうしよう、という不安が拭えず他の方法を探すことにしました。
SMBCプレスティア GLOBAL PASSを利用する
これが最も役立っているサービスです。
条件を満たせば手数料無料で円からドルへの両替が可能ですし、アメリカ国内でATMから現金を引き出すこともできます。
アメリカ生活中にドルが減ったから日本の預金口座から新しく作ったアメリカの口座へ資金を海外送金しようかな、となっても毎回それなりの手数料を払うのは嫌ですよね。
しかし、このGLOBAL PASSなら何度でも手数料無料で円からドルへの両替ができ便利です！
SMBCプレスティア GLOBAL PASSの特徴
SMBC信託銀行プレスティアは日本の銀行ですので、口座開設は日本でできます。
何が使いやすいかというと、GLOBAL PASSというデビットカードを用意すれば、口座内で円から各国通貨への両替ができるのです。
どういうことかというと、例えば100万円入金したとして、そのうち50万円分をドルに両替する、ということがアプリやWebsiteを利用してすぐにできます。
普通の口座だと円をドルに換えてそのドルを口座内に入れておく、というのはできないですよね。ドルを手に入れようと思ったら、日本の口座からアメリカの口座に両替した上で海外送金するしか無いはずです。もしくは日本の銀行からのクレジットカードで買い物をするか。
GLOBAL PASSは円の口座、ドルの口座、ユーロの口座、のように貨幣の種類によって複数口座を用意して、それらを一括で管理できるようになっています。
そしてデビットカードを使用した際に、使用した国の通貨に応じて各口座から自動で引き落としが行われます。
先ほど両替した50万円は今のレートだと約3,800ドルくらいになりますが、50万円と3,800ドルをプレスティア銀行の口座に入れておいて、アメリカ国内での支払いの際にはその3,800ドルから引き落としがなされる、ということです。
これの何が有利かというと、クレジットカードも当然アメリカで使用できますが、その支払い額は独自の為替レートで決まりますので、円で引き落とされる時にはたいがい高くついてしまいます。
しかし、GLOBAL PASSでは自分で任意のタイミングで両替できるので、円高のタイミングでドルに換えたりすることができます。
しかも、毎月任意の額をドルに両替する設定（自動引き落としみたいなイメージ）にしておくと、毎回の両替手数料が無料になります。
なので、好きなタイミングで小出しに両替したりしても手数料がかさまないのでお財布に優しいです。
SMBCプレスティア GLOBAL PASSを実際に使用した感想
実際利用して良かったと思ったのは、デビットカードなのでこれで自動車購入の支払いができたことです！
クレジットカードの利用はアメリカでは借金をしていると見なされていて（実際いわゆるリボ払いが一般的）、自動車のような多額の買い物は信用（クレジットヒストリー）がないと認められないケースがあるそうです。
ただ、デビットカードは口座に残高がないと利用できないので、多額の買い物にも問題なく利用できるというメリットがあります。
私が渡米してきた時は円安が加速していた最中だったので、タイミングに注意しながら結構な額の円をこの方法でドルに換えて準備しました。
このデビットカードはATMカードとしても利用できるので、現金が必要になれば現金を引き出すこともできます！
実際に家の周りにある銀行で普通に引き出せました。これはATM依存的に手数料がかかりますが。
なので、最悪カード自体が受け付けて貰えなくても、手数料はかかりますがATMで小出しにしていけば現金で車を買うこともできるかも知れません。
準備はお早めに
GLOBAL PASSはとても便利ですが、デビットカードや家族カードが届くまでに3週間ずつくらいかかったと思います。
まずご自分のカードが来て、家族カード（奥様の分とか）の申し込みはそこから電話で資料を取り寄せて返送して、となるので、利用をご検討されている方は渡米から逆算してお早めの準備をお奨めします。
実際、私は家族カードが渡米に間に合わなくてカードが路頭に迷ってしまって、その結果住所の確認が必要になったりと面倒だったです。
Union Bankを利用する（2022年11月に日本からの口座開設終了）
Union Bankはアメリカにある銀行です。
何が他のアメリカの銀行と違うか、と言うと、三菱UFJ銀行の子会社で日本から口座の開設ができる、と言う点です。
通常、口座の開設にはソーシャルセキュリティナンバー（SSN）と言う番号の取得が必要で、これは渡米後しばらくしないと手元に届かないものです。
そのため口座の開設までタイムラグが生じるのですが、Union Bankなら日本に居ながらにしてアメリカ国内の銀行の口座を開設できるので、渡米後すぐにATMから現金を引き出すこともできますし、家賃を小切手（Bill pay）で支払う必要がある場合でも対応でき、資金準備に非常に便利です！
いえ、便利、でした。。
なんと、昨年11月を持って三菱UFJ銀行がUnion Bankの口座開設業務を終了してしまっていました。。
ブログを書きながら初めて知りました！
私のように既に口座を持っている場合は、Union Bank自体は変わらず利用できるようなのでご安心ください。
三菱UFJ銀行の口座を持っていれば三菱UFJ銀行を介してUnion Bankの口座開設が可能と言うサービスで、アメリカ国内銀行の口座を日本にいるうちからできるのは大きなメリットだったのですが。。
私たちもこのサービスを利用して口座を開設し、三菱UFJ銀行からUnion Bankに海外送金、小切手やデビットカードを利用して生活のセットアップをしたのでとても残念です。
ただ、今後代替となるような海外口座開設サービスを検討中だそうなので、今後に期待ですね！
まとめ
いかがでしたか？
赴任、留学のための資金を準備する方法について、私たちの経験を共有させていただきました！
しかし、Union Bankの口座開設が日本からできなくなったのはショックですね。。
私の家の家賃は小切手払いなので、Union Bankの契約ができてなかったら家賃支払いは結構ややこしかったかも。
下手したら、契約できなかったまであるかもです。
GLOBAL PASSは非常に便利です。アメリカの銀行と日本の銀行間の送金じゃないので海外送金手数料がかからないですし、毎回の円からドルの両替に手数料がかからないのは大きいです。
特に学生さんが留学されるようなケースで、親御さんからの仕送りを日本でSMBCプレスティア銀行に入金して貰えれば、その後ご自身でスマホを使い口座内でドルに両替して、すぐにデビットカードで支払い、もしくはアメリカのATMでおろして現金化が可能です！
最後までお読みくださり、ありがとうございました！
