魚の塩焼きはお好きですか?
ご自宅にグリルがあるなら、案外簡単に魚の塩焼きを作ることができます!
私は釣りが趣味で魚が大好きで日本では良く食べていました。そんな私たちがアメリカで買った魚の中で、塩焼きにして美味しかった魚をご紹介していきます!
アメリカで魚を食べたいと思っても、英語表記でどんな魚か検討もつかなかったり、買い方が分からなかったりで諦めた経験をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
分からないし、取り敢えずサーモンでいいか、など良くある話なんじゃないでしょうか。
この記事がお買い物やお料理の参考になれば嬉しいです!
グリルで塩焼きにして美味しかった魚
まずはグリルで塩焼きにしてみて美味しかった魚たちをご紹介します!
Samon:鮭
私たちが住んでいるインディアナ州ではよく見かける魚で、塩焼きにするともちろん美味しいです!
インディアナに限らずアメリカのスーパーマーケット(Grocery Store)ならどこにでも置いてある魚ではないでしょうか。
我が家は子どもたちも好きなので、2ポンド分くらいまとめて買って小分けにして冷凍してあります。
皮に塩を多めに振ってパリッと焼くと皮もおいしく食べられますよ!アメリカにはサーモンスキンロールというお寿司があるくらい、鮭の皮は美味しいのです。
Porgy:小さな鯛のような魚
小ぶりの真鯛のような魚です。30~35 cmくらいの大きさで4ドルとかだったので買ってみました。
一尾4ドルで買える魚はなかなかいないです。アメリカ、特に私たちが住んでいるインディアナ州は内陸で魚は比較的高価なのです。
3枚におろしたりはせずに、一尾そのままグリルで焼いてみました。
身は思ったよりも脂が乗っていて、臭みも全くなくて美味しかったです!皮目が美味しく、皮もパリパリで子どもたちも気に入って食べてくれました。
Branzino (Branzini):小さいスズキのような魚
日本のスズキとは見た目が異なるのですが、一応スズキの仲間だそうです。40 cm弱ぐらいで15ドルくらいしました。
身はスズキと似ていて、白身で淡白ですが脂がけっこう乗っていて美味しかったです!この魚も皮が美味しかったですね。
やはり塩焼きはパリッとした皮と一緒にふっくらとした身を食べるのが美味しいですよね!
Mackerel:鯖
鯖はアジア系のスーパーマーケットに行くとたいてい売っています。一尾で5ドルくらいでしょうか。アメリカで買える魚の中ではかなり良心的な価格帯だと思います。
青魚は足が早いと言われますし、アメリカのだと鮮度が心配になるかもしれませんが、これまで買った鯖で鮮度に不安があるものはなかったですね。
安く買えますが、安心してお買い求めいただいて大丈夫だと思います。
臭みが気になる方は、この方法がおすすめです!
- 塩か砂糖を身に振りかけて10-15分くらい待つ
- 水で洗う
- 水分をしっかりと拭き取る
余計な水分と臭みが抜けて美味しくなります。
塩や砂糖は洗ってしまいますが、塩だとその後の味付けが濃くなる気がして最近は砂糖を使っています。砂糖は洗うと甘味は残らないですし、塩辛くもならないので便利です。
鯖は味噌煮とかを作っても美味しいですよ。
塩焼きはイマイチだった魚
思い切り個人の感想でしかありませんが、塩焼きには向かないかなと感じた魚達です。
Red snapper:大きな鯛のような魚
よく真鯛と和訳されて紹介される魚です。ただ、食べた印象は真鯛とはかなり異なっていました。どちらかというと沖縄とかにいるフエダイとかそっちの雰囲気を感じました。
身は美味しいのですが、塩焼きには不向きかなと思ってしまいました。というのも、皮がかなり分厚くて美味しくなかったのと、皮目に独特の味があったからです。
そこそこいい値段だったですし、真鯛のような身質を期待していたので残念でした。
他の調理法にするととても美味しい魚のようなので、塩焼き以外がいいかなと思いました!煮付けやアクアパッツァとかなら美味しいかも。
Cod:鱈
鱈もアメリカではメジャーな魚で、冷凍の切り身として売られているところをよく見かけます。価格も良心的ですし、白身の魚が食べたい時にはおすすめの魚です!
ただ皮が引かれた状態で売っているものばかりですし、身も柔らかいのでなかなかグリルで焼くのは難しいです。
この魚はフライやムニエルとかが美味しかったです。
Tirapia:イズミ鯛
この魚はインディアナではよく見かけます。かなり安く、冷凍食品の切り身も鱈の約半額くらいで買えます。
3枚におろされた身を一度グリルで焼いてみましたが、かなり独特の土臭さがあり、ちょっと厳しかったです。臭み抜きも塩で結構長くやったんですが、それでもダメでした。
イズミ鯛という和名を聞いて期待していたのですが。フライにしても土臭さは感じたので、美味しい魚を食べたいなら避けた方が無難かなと思います。
トライしてみたい魚
Spanish mackerel:鰆
この魚もちょくちょく見かけます。日本では釣りが趣味だったので、秋になると鰆を追い求めてメタルジグを投げまくっていました。
新鮮な鰆は本当に美味しくて好きな魚なのですが、アメリカに来てからはまだトライできていないので今度買ってみようと思います。価格もそこまで高くないので、美味しければ魚料理のローテーションに加えたいところです。
魚の買い方
魚売り場の店員さんはフレンドリーな方が多く、見ているとたいてい声をかけてくれます。
- 欲しい魚を伝える
- 切り身の場合は重さを伝える (とりあえず1ポンドと伝えて大きさを見てみるといいかも)
- 一尾の場合は重さを計って値段を教えてくれる
- 3枚におろしてもらうと楽(スライスと伝えれば大丈夫です)
値段はポンド (約450 g)あたりの価格が書かれていることが多いです。一尾そのまま売っている魚は重さを計ってくれて値段を教えてくれます。
その後、頭やヒレを落とすか、内臓は綺麗にするか、などを聞いてくれます。鱗はあらかじめ掃除してあるケースが多いですね。
私はいつも、”Please remove head and fin and clean inside“と言っています。正確かは自信がないですが、それで頭と内臓、鱗が綺麗に外されて、ヒレがカットされた状態で買うことができています。
3枚におろして欲しい場合はスライスと伝えれば大丈夫だと思います。
お店によったらこんな風に案内を書いてくれている場合もあります。
切り身で売られている場合は、何切れくださいと伝えて重さを量ってもらいましょう。もし予算オーバーなら数を減らすのは遠慮せず言って大丈夫です。
魚の下処理
- まずは綺麗に洗います。切り身の場合も真水で洗っています。
- 水分を拭き取った後、塩か砂糖を身に振って10-15分くらい置いておきます。
- すると余計な水分と共に臭みが抜けてくれるので、身を再度水で洗って水分を拭き取れば準備完了。
以前は塩でこの下処理をしていたのですが、鯖の味噌煮を作るときに身がしょっぱくなってしまって子ども達に不評だったので、砂糖を使うようになりました。
砂糖だと甘くならないか不安でしたが、洗い流せば甘味は身に入らないみたいで、その後の塩の量も加減しやすいので重宝しています。
グリルでの焼き方
いつも、アルミホイルを一度クシャクシャにしてから広げ直したものの上に魚を置いて焼いています。
綺麗な平面だと身から落ちた脂が溜まってしまって上手く焼けなかったので、他のブログ記事などを参考にさせていただいて採用しています。
単純な仕組みですが結構綺麗に焼けたので驚いています!
グリルの設定は、BroilモードのLowにしています。皮目を上にして焼き始め、皮が焼けてきたら裏返したり倒したりしています。
焼き上がりは見ながら決める感じですね。
途中で溜まってきた脂をキッチンペーパーで拭き取ったりすることもありますが、面倒ならそのままでもそこまで問題にはならないかなという印象です。
ただ、溜まった脂が焦げるとグリルがすごく臭くなるので、そこは注意です!
下手の横好きですが、なんとなくそれなりの仕上がりで焼くことができています。
まとめ
いかがでしたか?
アメリカで生活しているとやはり日本食が恋しくなりますよね。特に塩焼きとお味噌汁などは一度は食べたくなるのではないでしょうか。
今回は私たちが実際に食べてみて美味しかった魚、イマイチだった魚をご紹介させていただきました!
焼き方はいろいろ方法があるかと思いますが、グリルがあれば簡単なのでおすすめです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!
また、インディアナ州で魚が買えるお店についてこちらの記事で紹介しておりますので、もしご興味あれば読んでみてください!