アメリカでは近年F1人気が加熱しているようで、2023年からはアメリカで3回のGPが開催されるほど!
観戦予定の方もいらっしゃるかと思いますが、チケットの手配や当日のサーキットへのアクセス、手荷物の制限など、情報が少なくて不安な方も多いのではないかと思います。
そこで、2023年のマイアミGPを観戦して来た体験を元に、これからアメリカでF1を観戦する方のために押さえておくべきポイントをまとめました!
マイアミGP自体の観戦記もご紹介しております。生の角田選手の走りを観ることができ、大満足でした。
知っておくべきポイント!
- チケットは結局公式が便利
- 持ち込み手荷物は規制強め
- サーキットへのアクセスは大変
マイアミGPにしか当てはまらないことも当然あるかと思いますが、アメリカ開催の癖は共通していると思うので、参考にしてみてください!
チケット購入は公式サイトが結局便利
私たちは、マイアミGPの公式サイトから購入しました。
他にもいろいろなサイトがチケットを扱っていましたが、値段はどこも変わらず、公式がアプリとの連携の点でも使いやすそうだったので選びました。
チケットを購入すると購入確認のメールが来ますが、チケット自体を確認できるようになるのはレースの約1ヶ月前くらいです。
チケットが用意できるとその旨がメールで送られてきます。初めはタイムラグが少し不安でしたが、そういう仕様のようです。
当日のチケット使用方法
チケットが用意できた旨がメールで送られて来ますが、そのメールに公式Appのダウンロードリンクがあります。
そのAppをダウンロードして、チケット購入時に作成したアカウントでログインするとApp内でチケットを表示することができます。
そのチケットのバーコードをゲートで読み取って貰えばOKです。
アップルウォレットへの追加も可能なので、iPhoneの方は追加しておくと楽かと思います。
観戦して思ったおすすめの座席
なんと言ってもグランドスタンドが最高でした!
レース前のパフォーマンスも観られますし、グリッドについたドライバー達も間近に見ることができます!
私たちは9番グリッドの前だったのですが、予選でまさかの展開となったフェルスタッペン選手が目の前でヘルメットを脱いだ瞬間は興奮しました!
レース自体も正面のスクリーンでシームレスに観られますし、せっかく観戦するならグランドスタンドがお勧めです!
デメリットは、マイアミの場合奥まった場所にあるのでアクセスが少し大変なことぐらいですかね。
気になるチケットの料金は?
正直、めちゃくちゃ高いです。グランドスタンドは、私たちの9番グリッド付近でなんと1,600ドルです!
アメリカでのGPは3つ全てが、全レース中最も高いベスト3です。最高値はラスベガスGPだそうです。
かなり後髪を引かれつつの購入でしたが、実際に訪れると、払ってもいい!と思わせられる体験でした。
どこを選んでも高いので(かなり外れた場所でも1,000ドルはします)、どうせ行くならいい席を、という感じかなと思います!
アメリカのスポーツ観戦は手荷物の制限が厳しい
手荷物の持ち込みには注意が必要です。
鞄は透明でかつ小さなものしか持ち込めません。
ペットボトルの水は大丈夫でしたが、缶に入ったジュースも入口で断られました。当然、アルコール類の持ち込みもできません(サーキット内では売っています)。
私たちは事前にリサーチしておいたので、荷物はホテルに預けて手ぶらで行きました。
ゲートによればコインロッカーがありましたが、全てのゲートには用意されていないので、会場でのコインロッカーを頼るのはリスキーかなと思います。
用意しておいた方が良かったと感じたもの
透明な鞄:手ぶらはやはり不便です。アメフトとかも透明な鞄以外NGなので、ひとつ持っておいてもいいかと思います。
日焼け止め:日差しが強すぎて現地調達しました。5月とはいえマイアミは猛暑です。
耳栓:現地調達予定でしたが、一番安いものでも40ドルしました。持込が吉です。
透明なボトル:会場内では無料でウォーターサーバーが利用できます。会場内で飲んだ空のペットボトルでもいいですが、ボトルを用意しておくと水代が浮きます。会場内は全てが高価です。
会場へのアクセスはライドシェアとシャトルバスの組み合わせ
アメリカ開催の場合、特に注意しないといけないのは、ライドシェアがどこまで利用できるか、です。
アメリカはUberなどのライドシェアが充実しているから、会場へはUberでいいでしょ、と軽く考えていると失敗すると思います。
なぜなら、ライドシェアの乗り降り場所を公式が指定している場合が多く、大抵はサーキットからかなり遠い場所に設定されているからです。
この辺りが実際どうなのか事前情報がなく不安だったので、実際に訪れてみて知った内容をシェアしたいと思います!
マイアミGP当日の交通事情
ダウンタウンや空港から会場へ直結しているシャトルバスはありませんでした。
シャトルバスは駐車場とサーキットの間のみを運行していました(無料)。
ライドシェアは利用可能ですが、公式がライドシェアの乗り降りができる駐車場(lot)を指定しているので、そのlotと会場間は徒歩(と言っても20分くらいかかる)かシャトルバスを利用する必要がありました。
しかし実際は、後述の通り公式指定の場所以外でもライドシェアの利用は可能でした。実際訪れてみて、ライドシェアが一番便利だと感じました。
公式の案内以外の場所でも利用できてしまうというのが、アメリカ的いい加減さかなと思います。いい意味で、ですが。
行きはライドシェアで会場近くまでアクセス可
行きは、公式の案内の通り駐車場を指定しようとしましたが、とりあえず会場近くを指定してみて、ダメなら駐車場へ、という作戦をとりました。
不安に反して、問題無く会場のゲートまで徒歩5分くらいの場所で降ろしてもらうことができました。
5番ゲートの近くにウォルマートがあり、そこを行き先に指定すると便利でした。
一応公式が、ライドシェアはここでしか乗り降りできません、みたいな場所を設定して案内していますが、ライドシェアのドライバー全員がそれを把握しているわけではありません。
結果的に、行きも帰りも公式の案内以外の場所でライドシェアを利用することができました。
帰りはシャトルバスからのライドシェアを利用
帰りは、空港方面へは下の画像のようにlot 95まで移動してからライドシェアを利用するように公式がアナウンスしていました。
グランドスタンドからシャトルバス乗り場であるlot 16までは歩いて15〜20分はかかりました。
Lot 16では、幾つかの行き先のシャトルバスがありましたが、ライドシェアのlot 95行きは大行列!
とても待てたものではないくらいの列でした。
なので私たちは、公式が案内していないlot 50へのシャトルバスへ乗りました。理由は一番列が短かったからです。実際、ほぼ待ち時間はゼロでした。
Lot 50では、約10分待ちくらいで、予選日も決勝日もUberを利用することができました!料金は30ドル程度で、特に普段より高くはなっていませんでした。
なので、公式の案内に従うよりは、空いているバスで適当なlot(駐車場)へ移動して、そこからライドシェアを利用するのが良さそうです。ひたすら待たず、柔軟な対応が重要だと感じました!
Lot 50の場所: 16401 NW 37th Ave, Miami Gardens, FL 33054
レンタカーという選択肢は?
私たちも検討しましたが、結果的に利用しなくて良かった、と感じました。
理由は、駐車場周辺の混雑がひどいのと、ハイウェイの渋滞がすごかったからです。駐車場代も高いですし、会場から徒歩圏内の駐車場の予約はかなりの倍率の様でした。
ライドシェアがGPの日はかなり高額になるという噂があったものの、実際は通常の値段でした。
帰りのマイアミ国際空港までの所要時間(決勝日当日)
決勝レースが終了してグランドスタンドから空港まで2時間弱くらい必要でした。
私たちは残念ながら直帰する必要があったので、フライトは決勝日の9時過ぎのアメリカン航空を予約していました。
決勝レースが17時ごろ終了、lot 50へのシャトルバスに乗ったのが17時半ぐらい。そこからシャトルバスに乗り、lot 50でUberをひろいました。
空港で預けていた荷物をピックアップして、空港に着いたのが18時40分くらいでした。
Lot 50から空港まではほぼ一直線で、下道なのでむしろハイウェイの渋滞に巻き込まれず良かったです。
マイアミGPで宿泊したホテル
空港から車で5-10分くらいの、Embassy Suites by Hilton Miami International Airportを利用しました。
一泊200ドルくらいで、グランプリ価格とかにはなっていませんでした。会場までは車で30分くらいの場所です。
部屋がめちゃくちゃ広くて、朝食も無料ですのでおすすめです!
レストランで飲んだマルガリータが最高でした!バーもレストランもクオリティーが高かったですね。
荷物もしっかり預かってくれて、非常に好印象なホテルでしたよ。
会場の雰囲気
グランドスタンドはやはり最高!
グランドスタンドではスタートの瞬間が観られて、感無量でした。
マイアミにはスペイン語を話す方が多くて、そのせいかレッドブルのペレス選手のファンがめちゃくちゃ多かったですね!ほぼホームレースの様な雰囲気でした。
私はレッドブルと、アルファタウリの角田選手を応援していますが、周りの方々のノリも最高で、レッドブルと角田選手が順位を上げると一緒になって喜んでくれて最高に楽しかったです!
皆んな、角田選手はクレイジーだと言っていました。最高の褒め言葉ではないでしょうか。日本人は私と一緒に行った方くらいしかいませんでしたが、角田選手をグランドスタンドの方々と共に応援することができて良かったです。
アメリカのノリと言いますか、F1を観戦するにはマイアミはいい土地柄だと思いましたね。
マイアミGPではゆっくり休憩できる場所が多い
コースの中央にアメフトのスタジアムであるハードロックスタジアムがあります。
スタジアム内にパドックがある独特な作りで、観客席は無料で解放されていて食事をすることができます。日陰になっており、かなり風が気持ちいいので暑い時間は入り浸っていました。
スクリーンもあるので、レースも観られます。
例えば、general admissionで入場して、ここで観戦するのもありかもしれません。座席を予約していなくても、マイアミは市街地コースなのでコース間際で観戦できるスペースは割と多かったです。
グッズショップは充実だが売り切れ注意
グッズショップの数は多いですが、F1公式グッズになるので価格は高めです。
人気ドライバーのシャツ、特に今回はペレス選手が大人気ですぐに売り切れていました。どうしても着たい物があるなら、やはり事前にネットで購入しておく方が無難です。
アルファタウリのシャツは残念ながら少なく、見つけるのが大変でした。
角田選手のファンのスタッフの方がいらして、一緒に写真を撮りました。頑張れ角田選手!
Eスポーツなど観戦以外にも楽しめるスポットあり
マイアミのコースを使ったF1のEスポーツがありました。そこそこ待ちましたが、楽しかったですよ。
見所は多いので、サーキットだけでも十分時間は潰せます!
暑さ対策はしっかりと
5月ですが最高気温は30度を超え、湿度もそこそこ高かったので身体にはこたえました。
日焼け対策や水分補給には注意しましょう!
マイアミ国際空港の混雑具合
私たちの様にレース後にフライトを用意する方の場合、空港での荷物検査にかかる時間は気になるところだと思います。
マイアミは大きな空港ですが、私たちが利用したアメリカンのターミナルはそこまで混雑していませんでした。GPがあるから混む、というのでも無さそうです。
手荷物検査は結構ざっくりで、靴も脱がず通過しました。オペレーションもスムーズでしたので、列に並んでから15分くらいで通過できました。
アメリカンのハブ空港なのでラウンジが充実していました。食事も種類が豊富だったのでステータスをお持ちの方はぜひ行ってみてください。
まとめ
いかがでしたか?
チケットが高くかなり迷いましたが、グランドスタンドで観戦することができて本当に楽しかったです!
ホテルも当たりを引くことができ、良い旅になりました。
毎年イベントはアップデートされるでしょうから、アクセス等は最新の情報をご確認頂くのが無難ですが、大体のイメージはお伝えできたかと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
良ければIndy 500の体験談も読んでみてください!