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[アメリカ保育園] 料金、探し方、通っている感想などを紹介します!

アメリカ生活セットアップ
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本日は、アメリカの保育園事情についてご紹介します。

5歳の娘が保育園に通っているのですが、日本から引っ越してきた時には保育や今後の義務教育の仕組みが全くわかっていなくて不安でした。

日本だと保育園に入る時には、見学に行ったりした上で第3希望とかまで行きたい保育園を選んで役所に提出して結果を待って、という流れでしたから、アメリカでもそういう仕組みなのかな?と考えていました。

実際には、アメリカと日本では仕組みから保育への考え方から全てが異なっていましたので、その辺りについて経験談を交えながら解説していければと思います。

ただ、私たちはインディアナ州在住ですので、他の州では仕組みが若干違っているかもしれません。

アメリカの教育システム

ここでお話しする用語がわかっていた方が保育園の仕組みをご理解いただき易いかと思いますので、まずアメリカの教育システムについて話していきますね。

アメリカの義務教育は5歳からです。この義務教育はキンダーと呼ばれ、無償で教育を受けることができます。ちょっと分かりにくいのですが、その年の8月末までに5歳の誕生日を迎えた子どもがその年の9月から行き始めます。

例1) 2023年10月が5歳の誕生日→2024年の9月からキンダー

例2) 2024年8月が5歳の誕生日→2024年の9月からキンダー

私たちはJ Visaでのテンポラリーな渡米ですが、この義務教育を受けることができます。学校は住んでいる場所によって学区が決まっており、入学する年の1月中頃から申し込みが始まります。

私たちも先日キンダーの申し込みをしました。

このキンダーに入学する前の1年間はpre-K(KはKinderのKです)と呼ばれていて、保育に加えてアルファベットの読み書きなど義務教育に備えてお勉強を軽くし始める時期です。

このキンダーに通い始めるまでが日本でいう保育園や幼稚園の時期ということですね。ちなみにpre-Kというのは、年長さん、みたいな学年の呼び方で、pre-Kという施設があるわけではありません。

保育園の種類

保育のスタイルの違いでは以下の2つがあります。私たちの理解しているざっくりした分類なので、自分達の州だと違うよ、というのもあるかもです。

  • デイケア:0歳から通えて保育時間が長め、日本の保育園みたいな仕組み
  • プレスクール:2歳以降くらいから通えて保育時間がデイケアよりは短い傾向がある、日本の幼稚園みたいな仕組み

あとは、運営の仕方でも違いがあります。

  • 私設:保育料が高い
  • 教会:保育料が私設より安い傾向あり

アメリカでは日本のように行政がしっかり子育てをバックアップしてくれることはなく、お金をしっかりかけてデイケアやプレスクールに自分で通わせる必要があります。

ただ、福祉を地域の教会が担っている要素が強くて、教会がデイケアやプレスクールを運営していることが多いです。その場合は保育料が比較的安くなります。それでも日本よりはかなり高価ですが。

この保育料の高い安いは州によって差があるかと思います。

保育料の実際

私たちは5歳の娘を私設デイケアのpre-Kに通わせています。

週3回の保育で、保育料は週230ドルです。毎月約1,000ドル支払っています。日本では考えられない額ですよね。

近所の教会の運営するプレスクールだと毎日通って月に約300ドルなので、かなり差があります。

探していた時には教会のプレスクールのことをリサーチ不足で知らなくて、後悔しています。

保育園の探し方

まずはお子様の年齢や何時までの保育が必要かでデイケアかプレスクールかが変わってくるかと思います。共働きで夕方まで預けたい場合はデイケアが無難かなと思います。

保育園は、Googleマップでデイケアやプレスクールと入れるとたくさん出てきます。

その中から良さそうなところを探して、メールや電話で見学を申し込んで、見学と資料説明を受ける、というのがよくある流れかなと思います。

私たちもその手法で、websiteの綺麗さや実際の施設の雰囲気、先生の印象などで選びました。価格も重要ですが、私設のものはどれも先ほど書いたくらいの値段だったので、安いところを探すのは難しかったですね。

具体的に見学の時には、園の周囲の環境(治安が良さそうかどうか)や施設の清潔さ、他のお子さんや親御さんの雰囲気、先生が十分にいそうか、などを見ました。

特に先生の数は重要で、後述しますが私たちが通っているPre-Kは始めは先生が多かったのですが、途中で退職が重なって人手不足で臨時休園したり家での保育をお願いされたりすることが増えてしまいました。

なかなか一度の見学で見抜くのは困難ですが、幾つか回っていくと良し悪しが見えてくるかなと思います。

いつから入園できるの?待機はある?

多くの場合、デイケアなら空きがあればいつからでも入ることができます。

ここが日本の感覚だと不安だったのですが、一番初めに見学に行ったところで、来週からでも良いよと言われて驚きました。

私たちの近所の教会のプレスクールは申し込み時期が決まっていました。キンダーの学期に準ずるような仕組みで、春頃までに申し込みをしてその年の8月とか9月から行き始める感じです。

だいたいその年の3月ごろまでに申し込みは終わるそうで、教会のプレスクールを希望する場合は計画的に動いていかないといけなかったです。

申し込みは先着順で、いっぱいになるとwaiting listに回ることになってしまいます。今次女の保育先を探していますが、教会のプレスクールも探すと結構数があるので空きがあるところで申し込もうとしています。

入園準備や毎日の持ち物

入園の際にはいろいろなアンケートや個人情報を記入しました。

予防接種の記録やお医者さんの健診結果も提出する必要がありました。予防接種の記録は渡米前に病院で英語でリストを作成してもらったのですが、それが役立ちました。

そのリストを持って近所のお医者さんにかかると、追加接種が必要ならその場で打ってくれて、保育園に提出する用の書式でリストを出し直してくれました。

長女は左右の肩に同日に打たれて驚いていましたけどもね。

英語のリストまでなくても、母子手帳はアメリカに持ってきておいた方がいいと思います。

あとはかかりつけの歯医者さんの情報も必要でした。保険に加入していれば歯科の定期検診は無料ですから、渡米後落ち着いたら一度受診するといいと思います。

持ち物は、カバンと少量の着替え、水筒と昼寝用のブランケットを持って行くくらいでしょうか。デイケアだとお昼は給食が出ます。

あとは好きな人形は持って行ってOKなので、毎日どのお人形を持って行くか悩んでいますね。

保育園の様子

日本の保育園だと先生が結構積極的に外で遊んでくれたり、絵本を読んでくれたりしていましたが、私が通っているデイケアではそこまでではなくて、割と自主性に任せる感じです。

通い始めた当初はちゃんと見てくれていないのでは?と思い他の園に通わせている日本人の方に相談したりしましたが、その方の園も同じような様子だったので、アメリカのデイケアはこんなものかと思うに至りました。

あとはスタッフが不足しているのか、そこそこ頻繁にクラスがクローズになることがあります。日本との労働環境の違いでしょうが、人がいないから仕方がないよね、といった雰囲気です。保育料は戻してくれるので良いですけども。

ただ、やはり英語だらけの環境はいい刺激になっているようで、通い始めて半年ですがアルファベットが書けるようになったり、急にネイティブの発音で英単語を言ったりするので頼もしいです。

不安な方もいらっしゃるかもしれませんが、アジア系だからといった理由であからさまに差別されることは今のところありません。英語のハンデも理解してくれていて助かっていますが、逆に英語をこの子だけは丁寧に教えないと!ということはないですね。

これから探す方へのアドバイス

私たちが失敗したなと感じているのは、教会のプレスクールを知らなかったことです。気づいた時には申し込みが終わってしまっており、保育料がかなり安いこともあって後悔しました。

その反省を活かして今は次女のプレスクールを教会系に絞って探しています。

プレスクールは保育時間が昼過ぎまでだったりするので、共働きの方には厳しいかもしれません。しかし、キンダーに行く前に環境に慣れてほしい、英語をちょっとでも勉強させておきたい、というニーズの場合はありがたい存在だと思います。

教会といっても宗教を全面に出してくる感じではないのでそこは安心して大丈夫だと思いますが、場所によっては聖書の音読とかお祈りとかはありそうです。

渡米してすぐは英語が不安だったりで見学に行くのもハードルが高いかもしれませんが、基本的に職員の方は皆さんフレンドリーですし、他の外国人のご家庭の対応をされて慣れていることも多いので、あまり心配し過ぎずに積極的に見学に行かれるといいかと思います!

まとめ

いかがでしたか?

これから保育先を探す方々のお役に立てれば嬉しいです。渡米前で不安な方も多いかと思いますが、来てしまえば英語もなんとかなりますし、きっと良いデイケアやプレスクールに出会えるかと思います。

他にも生活セットアップ系の記事を書いていますので、よければご覧ください!

最後までお読みくださり、ありがとうございました!

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